こんにちわ、パパナースのYugo(@yugo_10)です。
いきなりですが、看護師の皆さん貯蓄されてますか??
今年も新人の看護師が入職されたタイミングでこの記事を上げたいと思います。
ちなみに僕が勤務しているICUのスタッフに聞いてみたところ、将来を見据えて貯蓄をしているスタッフは1割程度でした。
しかも、貯蓄をしている人のほとんどは漠然と銀行に預金をしているという人ばっかりです。
なので、若いうちこそ長期の資産運用をするべきだよと、老婆心ながら周りのスタッフには教えています。そんななか、僕と同じように積み立て目的で生命保険を利用しているというスタッフが何人かいました。
そこで…
今回のお金の話は「貯蓄型の保険は貯蓄にならない」というお話を」紹介します。
貯蓄性保険にも終身保険や老後資金を考えた個人年金保険などいろいろあります。一般的には普通の保険ほど手厚くはないにせよ、病気など万一のときに保障が受けられます。
さらに銀行に預けるより利息もつくため、「一石二鳥」として人気保険商品の一つです。
生命保険の見直しをする
我が家でも家族で結構な額の保険に加入していたんですね。
特に大きかったのが10年ほど前に加入した3000万円の死亡保障の生命保険。
これだけで月々9~10万くらいの保険料を払っていました(これが原因で苦労した…)
担当のファイナンシャルプランナーの方は上手く言ってくるんですよね、子供も小さかったし「子供の学費や家族の将来のため、貯蓄のつもりで加入しておけば何かあった時に保障も受けられますよ」と。
おそらく、このブログを読んでくれてるみなさんの中にも、貯蓄型の保険に加入している方がいるかと思いますがこの魔法のような言葉を囁かれた記憶ないですか??(笑)
その当時は今ほどネット証券などは一般的では無かったし(あったかもしれない…)、そもそも株や投資に興味もなく、全部保険屋に任せてたんです。
今思えば、ポートフォリオの変更もいつでも出来るので、たまには気にして見て下さいって言われてた気もする。
10年間の気絶
で、そのまま放置すること10年…
ここ何年かでようやくNISAやiDeCoの事が話題になり、株や投資信託での資産運用をしようと目覚めたのがきっかけでした。
そういえば、うちの保険ってどれくらい積み立てられてるの???
結論から言うと、折り返した時点で800万円程度。
この時点で選択肢は「そのまま払い続ける」、「払い済にする」、「解約する」の3つです。
そのまま払い続けた場合
あと6~7年、現在の保険料を払い続け、3000万円の死亡保証を確定させる。
死ななかった場合は積み立てた分から切り崩して使う選択もある。
払い済にした場合
現時点で積み立てた分の保険料に充当する1500万円の死亡保障に減額してもらい、残りの保険料の支払いをストップする。今後も保険料は払わずそのまま保障だけ残る。
解約した場合
積み立てた800万円を受け取り、保険自体を解約する。保障もなくなる。
保険料も高いし、夫婦でそれなりの収入もあるから死亡保障に頼る必要もないかなと考えました。
払い済にして保障を残す方法も考えましたが、解約することにしました。
理由は自分で運用した方が利回りが大きいからです。
インデックス投資信託
「保険」と名前がついているので「安全」と思っている人がほとんどですが、外貨建ての貯蓄性保険はリスクがあります。決して安全性(元本割れしない)の高い商品とは言えません。
数年前から株の運用を始めていたこともあり、積み立てた保険料をそのまま塩漬けにしておくくらいなら投資信託で運用した方が良いんじゃないか?と思いました。
なぜなら、保険には見えない手数料を取られているからです。保険会社の手数料は公開されていませんが、かなり引かれていると考えていいと思います。
そう、保険は非常にコストの高い商品なのです。特に外貨建て貯蓄性保険は、保険と外債や投信などをパッケージにした商品ですので、保障と運用にそれぞれ手数料がかかります。
購入時や契約期間中にかかる販売手数料、金利の上昇時にかかる費用、年金受け取り時にかかる費用、購入時や保険金受け取り時には為替手数料、一定期間内で解約すれば解約控除もかかります。
ともかく「コストの総合商社」です。
今後も日本のインフレ率が他の国より低ければ、円の価値は相対的に上がり続けます。
もちろん「円の価値が暴落することは絶対にない」とはいえませんが、少なくとも、「日本の国力が低下してどんどん円安になっていく」ということではないのです。
この30年間、日本がずっとデフレから脱却できていないことを考えると、この先も円に期待はしないほうがいいでしょう。
将来、日本がインフレになったときに購買力を維持するうえで、外貨に投資をするのは必要です。
でも、それは単純に外貨を持つということではありません。外国為替は円と交換するときの値段が変動しているだけで、金利は生むものの、それ自体が価値を生み出しているわけではないからです。
なので、この先も外貨を持つなら、低コストのインデックス投信で海外株に幅広く投資をするのが最善策ではないかと思います。
NISA口座での外国株式インデックスファンドを全米や全世界などいくつかの種類を抜粋し、運用することにしました。
各種信託銀行のホームぺージでは資産運用のシミュレーションが出来るので、頭金と月々の積み立て金などを設定することで簡単に何年後にどれくらいになるかという試算ができます。
ちなみに、このブログを書いている今もアメリカのインデックス投信は右肩上がりで上がっています。
もし、数年後に夫婦の身体に何かあった場合…
これが一番心配ですよね。
なにかあった場合、治療費や入院費どうしよう…と。
でも、病院の治療費って「高額医療費支給制度」というのがあって、どんなに高額になったとしても一定額以上は加入している社会保健から支払れる制度があるので、どんなに治療を行っても大金が必要になることはありません。
万が一、継続的な通院で治療費が必要なら投資信託を必要な分だけ売ってお金に換えればいいわけです。
そう考えると、保険屋に大金を預けておくメリットがないわけですね。
なので、自分は必要ない保険をすべて解約し、その返戻金をインデックスファンで資産運用することにしたのです。
みなさんも、もし投資に興味があるようなら一度保険の見直しをして、資産運用のことを考えてみてはいかがでしょうか。
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