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新型コロナ禍での転職はベストタイミング?看護師3年目での転職成功の秘訣

看護師の転職
看護師の転職

COVID-19の世界的パンデミックは収束する気配はなく、コロナ禍の中で多忙に終われる看護師は数多くいると思います。その中で日々の業務や患者のケアに追われて、体力的にも精神的にも疲弊してしまい、なりたかった看護師とはこんなんじゃなかったという気持ちすら芽生えてきます。

コロナの影響が少ない別の病院への転職を考える人の数はかなり多いものです。
実際、私の病棟にも常に転職を考えるスタッフは一定数いて、定期的に「辞める辞めない」の声が聞こえます。

転職を考えるにあたって、新卒から勤めた職場からの転職を検討する人が増えるタイミングは「3年目」といわれています。

「石の上にも3年」「3年目は看護師の転職に最適なタイミング」といわれますが、実際のところ本当に3年目は「転職どき」といえるのでしょうか。また、なぜ「3年目」なのか考えてみましょう。

当ブログでは、自身の経験を踏まえながら看護師が3年目で転職を考えるケースが多くなる理由や、3年目での転職を成功させるポイントについてご紹介したいと思います。

3年目での転職のメリットとデメリット

看護師が3年目で転職を考えがちな理由とは?

看護師のなかには、3~4年目で転職を考え始める人がとても多いといわれます。
裏返すと、この年代の看護師には転職するメリットが豊富にあるともいえます。

何事にもメリットがあればデメリットも同時にあるものですから、双方をしっかり押さえて準備をしておく必要があります。

メリット① 看護師としての技能がおおむね身につけられている

さまざまな仕事で「一人前になるには3年かかる」といわれますが、看護師の場合もすべての技能・知識が一通り身につくまでにかかる期間は3年が目安といわれることがあります。もちろん、個人差はありますが3年も勤めていれば病棟の科の仕事は一通り身についているはずです。

新人から始まり一人立ちし夜勤スタート、リーダー業務を任されながらそのうち後輩が入ってきて、今度は教える立場となる。その頃には3年は経っているはずで「3年勤めれば即戦力」というイメージは強く、転職においても有利に働くといえるでしょう。

メリット② 職場の雰囲気、やり方に馴染みやすい

3~4年一つの職場で続けて働いたぐらいでは、仕事をする上で自身のこだわりなどに縛られることも少ないだろうと見てもらえる点はメリットです。

まだ柔軟で場に馴染みやすく、新しい職場に入っても溶け込むのが早いと周囲も考えてくれる点は、転職を考えるときも有利でしょう。

デメリット① 委員会や係の仕事など重要な仕事を任せられて抜けづらい

3~4年目になってくると病棟では様々な係や委員会など看護とは別の仕事を任されることが多いと思います。勤続年数が経つにつれて、重要なポジションの仕事を任せられ逆に抜け出しづらくなってきます。

看護師が3年目で転職を考えがちな理由とは?

なぜ、看護師は勤続3年目のタイミングで転職を考えることが多くなるのでしょうか。
ここでは、看護師が3年目に転職を検討し始めることの理由についてご紹介します。

1.仕事に慣れてきて、心に余裕が出てくる

勤続3年目は、「その仕事で一人前になるタイミング」ともいわれています。
自分がすべき仕事をあらかた習得でき、いつもの業務のなかで分からないことがほぼなくなる時期がこの頃です。

仕事が身につけば、心の余裕も出てきますから、「こんなことにチャレンジしてみたい」「環境を変えてみたい」「もっと自分を成長させたい」と思い始め、転職を視野に入れる人も現れるでしょう。

2.給与体系などをあらかた把握でき、先行きを見通せるようになる

勤め先の給与の状況が、おおむね把握できるのもこの時期です。
その上でもし、昇給の目途もあまり立たず、キャリアアップによる収入アップも見込めないとなったら、「転職しようかな」と考える人も出てくるでしょう。

実際に、勤続3年目で転職を検討した人のおもな理由の1位は「給料」というものでした。

3.責任の重さを感じがちになった

先に述べたように、3年目は仕事に慣れる時期です。
「一人前の看護師」とみなされることで、責任の重い仕事や後輩の指導などを任せられる機会も増えてきます。
これがプレッシャーとなることで、転職で心機一転して環境を変えたいと考える人も増えます。

4.業界特有の「お礼奉公」の時期が終わるタイミング

看護業界には、「お礼奉公」と呼ばれる慣例があります。
看護を学ぶために奨学金を利用した学生がその返済免除のために一定期間(2~3年)、指定の病院などに勤めるというもの。この期間がだいたい就職から3年のケースが多いのです。

3年経過すれば自由に職場を変えられますから、転職に対して積極的になる看護師が一気に増えるというわけです。

看護師の「3年目」は転職に向いている?

実際のところ3年目の転職は本当にベストタイミングといってよいのでしょうか。

1.基本的には「好機」と考えてよい

3年目の看護師の転職事情は、基本的には好条件と考えて問題ありません。

新人のうちに転職するケースと異なり、看護師としての業務はおおむね習得できているため「一人前=即戦力」とみなされるでしょう。
また、3年目の看護師の多くは20代で若いため、将来性も文句なしと考えてもらえます。

2.「3年目」でも良いが「丸3年」勤めてからの転職がベター

3年目は看護師の転職にとっては好機ですが、可能であれば「4年目」がベスト。3年間はきっちり勤めてから転職するのがおすすめです。

その理由ですが、職場の規定で丸3年以上勤めることで「一時金(退職金)」が支給されるケースが多いため。
転職をすることにも何かとお金がかかりますから、もらえるお金はしっかりもらって辞めたほうが良いにこしたことはありません。

また3年以下の場合、なにが仕事上の理由があって辞めてしまったと取られる場合があるからです。2~3年目の看護師によく見られるのですが、メンタルをやられる人が非常に多いのもこの時期です。成長過程でどうしても先輩たちから強く当たられてしまいがちで、「人間関係が嫌になった」、「業務に対して自信が持てない」といった理由で辞めてしまう看護師はかなり多いです。

その点で不利にならないよう、3年間勤めあげて「ステップアップ」のために転職するという方が印象は良いです。

3年目の転職を成功させる秘訣は?

比較的転職には向いている3年目の看護師ですが、せっかく転職するなら何ら環境を変えられないよりは、少しでも好条件で転職したいもの。
ここでは、看護師3年目の転職成功のポイントについてご紹介します。

1.賞与をもらうタイミングで、前職を退職しよう

またお金の話で恐縮ですが、「もらえるお金をもらって辞める」のは、転職活動の大原則です。遠慮せず、ボーナスはきっちり支給してもらってから前職を辞めるようにしましょう。

ただし、転職先の次回のボーナスにも響いてくるので転職先の基本給が高いのであればボーナスを待たずに早めに転職をするのもありです。

2.キャリアアップを視野に入れて転職先を選ぼう

3年目になれば、どんな職場に転職しても「一人前の看護師」として迎えられるものと考えましょう。
いつまでも新人気分でいられれば確かに楽ですが、将来の自分を想像できるキャリアプランを考えた転職ができたほうが、先行きが見えてきます。

3.転職で給料をアップさせたいなら

3~4年目の看護師は、転職を機に役職などにつくことは難しい年代です。

そのため、前職と同様の仕事内容の職場にただ転職するだけでは、給料が横這いか減ってしまう可能性もあります。
転職で給料を確実にアップさせるには、「基本給や手当などが高く設定されている職場」を確実に見つける方法が手堅いでしょう。

転職エージェントなどを利用し、お給料に関する希望を担当者に伝えて間違いない求人を見つけてもらう方法もおすすめです。

看護師3年目の転職で気を付ける3つのポイント

転職目的をはっきりさせる

ご自身がどんな理由で転職をするのかを、紙に書くなどして明確にしましょう。

ただなんとなくで職場探しをしていると妥協が生じ、本来の転職理由に合わない職場に漫然と応募してしまうこともあり得ます。
転職する理由や、譲れない条件などははっきりさせてそれに見合った職場を見つけましょう。

前向きな理由を考える

なぜ転職するのか聞かれて「お給料が安いから」「人間関係が良くないから」といったネガティブな理由しか出てこない状況で転職するのは、おすすめしかねます。

「給料が安い→もっと自分のスキルや経験を重宝してくれる職場で活躍したい」「人間関係の問題→環境を変え、自分から積極的に和やかな雰囲気を作れる看護師になりたい」など、ネガティブに感じられる転職動機もポジティブに言い換えることができるもの。

このような理由だと、新しい職場でも不満があればすぐに辞めてしまうかも…と思わせてしまいマイナスです。

できるだけ「自分は前向きな転職をするんだ」と考えられるようにし、明るい表情で転職活動に臨めるようにしましょう。

身近な相談相手をつくる

転職活動で困ったことがあっても、すぐに聞ける相手がいなければ不便なだけでなく、転職へのモチベーションにも影響します。
困ったことや分からないことを気軽に相談できる相手がいる状態で、転職活動を始められれば安心でしょう。

転職に理解のある同僚や先輩、看護学校の同級だったナース仲間などがいれば理想的です。
相談相手がみつからないという方は、転職エージェントに登録する方法がおすすめ。
求職者には必ず転職のプロの担当者がつきますから、不明店などがあってもすぐに相談できます。

看護師3年目の転職で人気なのは、こんな職場

1.急性期の病院

急性期病院は、新卒の看護師の就職先でも人気が高い職場です。
まだ若く体力もあるため、これから医療行為のスキルを磨いて現場で頼りにされる看護師をめざしたいという方が、転職先に選ぶケースも多くなります。

また、新卒で急性期の病院に就職した看護師の場合、突然まったく性質の異なる職場へ移るのは不安と考えるケースも多いでしょう。

2.リハビリテーション病院

リハビリテーション系の病院は、先にご紹介した急性期病院の対極のような業務ペースが求められる職場です。

じっくり患者さんと向き合いながら二人三脚で回復をめざすような診療形態ですから、患者さんとのコミュニケーションを大切にしたいと考える看護師の新たな職場には最適でしょう。

急性期や救急救命の病院で、患者さんの生命にかかわる事態をたびたび経験して疲れを感じたという方が、新たな職場に選ぶケースも多くみられます。

3.美容外科・美容皮膚科

3~4年目の看護師さんは、まだまだ若手と呼ばれる年代の方が多いでしょう。
若くてコミュニケーションスキルに自信のある看護師さんが、美容系の病院への転職を成功させるケースも多いものです。

美容系の病院に転職するメリットは、病棟などと異なり夜勤や休日出勤がない職場である点と、残業・夜勤がない割に給与水準が高く、転職で収入が減る心配がない点でしょう。
また、転職後同僚や先輩になる看護師も美容に興味関心が高く、共通の話題が豊富なため人間関係も良好になりやすいといわれています。

まとめ

今回は、就職3年目の看護師の転職について「最適なタイミング」といわれる理由や、3年目の転職を成功させるポイントなどについて、ご紹介しました。

3年目、4年目の看護師が転職するメリットとデメリットもご参考にして、納得できる転職先を見つけましょう。
特に3年目~4年目は転職には好機といわれていますから、せっかくのチャンスをご自身の確実なステップアップにつなげてくださいね。

自分に合う理想に近い職場を見つけるには、看護師専門の転職エージェントに相談する方法もおすすめ。
一般求人サイトなどには載らない、好条件のレア求人などを個別に紹介してもらえますし、働きたい診療科や分野などに特化したお仕事探しもできます。

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関連サイト
Yugo

30歳過ぎて看護師を志した社会人ナースマン。
1000床規模の基幹病院内ICUで働き始め、看護学校の教員を経て現役復帰。看護学生の実習指導も務める。
社会人時代と比べて「ここが変だよ看護師さん」ってことが多々あり、そんな日常をこのブログで綴ってみたいと思います。
歳も歳なのでFIRE目指して、お金のことも色々勉強中。3児のパパ。

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