看護学生のみなさん、実習頑張ってますか??寝不足になってませんか?
毎日の記録に追われて大変だと思います。
今回の記事では看護学校教員と実習指導者を経験した僕から看護学生に送る、実習中にこれだけは注意するべきことを解説いたします!
僕の学生時代の同級生や先輩にも過去に実習で不合格となってしまい、留年もしくは退学をして去ってしまった人達がいました。
看護学校って、無駄に厳しいんですよね…
そんな寂しい思いを一人でもしないように、この記事を確認して注意しながら
皆で乗り切りましょう!
もくじ
絶対に実習中にやってはいけないこと
実習先のことをSNSに投稿してしまう
個人情報に厳しい現在において、実習ではどうしても個人情報に触れます。
僕が看護教員時代もこの問題はちょくちょく会議にあがっていました。
そして、何人もの生徒がこの件で退学になってしまいました。
本当に注意するべき要項の1つです!
誰がみているかわからないのがSNSです。
普段に利用しているSNSのつもりで実習先で仲間内で写真をとったり、実習先の病院の看護師や患者の情報を書き込んで投稿してしまうといったケースが後を絶ちません。
個人や病院が特定される内容には本当に気をつけてください。
社会人としての規範が守れない
(提出期日、時間、挨拶、言葉遣い、報・連・相、判断etc)
いやいや、提出期日、時間、言葉遣い、ホウレンソウに気をつけるなんて、当たり前でしょう。
そう思っている方は少なくないと思います。
そうなんです!
当たり前のことを当たり前にできることが大切なんです!
それが意外と難しい場面もあったりするんです!
寝不足で記録が進まない、患者さんに慣れ慣れしい言葉遣いをしてしまう、報告や相談ができなかった…。みなさんも思い当たるふしがありませんか??
例えばこんなことがありました。
【患者Aさん】
安静度:車いす
筋力低下あり
移乗時は看護師軽介助必要
このような患者を受け持ちした学生がいました。
学生が患者とベッドサイドで話していたところ、患者がトイレに行きたいから手伝って欲しいと言ってきた。患者本人は普段から車いすに乗っていると言っていた。
皆様ならどうされますか?
まわりを見ても、看護師は忙しそうに働いてて声をかけづらい…。
この時に気持ちが先走って、自分が連れて行かなきゃ!と思って指導者や教員等に相談せず、連れて行こうとして転倒…。
これは重大な事故になってしまいます…
もちろん、転倒しなくても勝手に学生が移乗したとなると大問題です。
この学生はこの件が原因でこの実習は中止、再実習となってしまいました。
こういう落とし穴が意外とあったりするんです!
「こんなこと聞くまでもないかな~」ということや「こんなこと言わなくても大丈夫だよね」
というような些細なことさえも、指導者・教員に逐一相談や話しておくことが大切であり
絶対に失敗しない方法です!
決して、自己判断で動いてはいけません。実習中の学生に決定権はないと思ったほうがいいです。
どんな些細なことでも相談や報告に対して指導者や教員は決して原点しません。
指導者、教員サイドからもあの子は何を考えて何をやろうとしているかが明確になり、安心します。
なので、常に報告・連絡・相談を意識しましょう!
やってしまいがちな罠
教員や指導者からの質問
実習中に教員や指導者、担当看護師から「わからないことや質問ありますか??」
なんて聞かれたりする場面です。
実はこれが結構な罠だったりします。
この質問に対して何度も「大丈夫です!」と言ってしまうと…
『あれ?? この生徒、本当に大丈夫かな?』
なんて思われたりします。
え?? なんでダメなの???
これは僕も学生によく聞くフレーズなんですが、たいていの学生は「大丈夫です」と答えるんですよね。大丈夫なように見えても、悩んでたりする学生が多いからです。
単純なのですが、実習生が全てわかっているはずないからなのです。
かといって、学生からすると、わからないことがわからなかったりして質問する内容を考えるのも難しいものですよね。
例えばこんな場面がありました。
今日は経管栄養の投与の場面を見学させてください!
どういう目的で見学するの??
実習生え~~っと……💦
こういうことがよくあるんですよね。
目的や注意点などとっさに質問されたときに、絞り出してください!
そういうところでポイントを稼ぐことも実習を乗り切るポイントだと僕は思います。
あと、わからないことはなんでもいいから質問するようにした方がいいと感じました。
おわりに
ここまで実習でやってはいけないNG編をまとめてみましたが、
もしを読んで、実習なんだか怖いな…、なんて思ったしまったかもしれませんが、実習はそんなに怖いものでもありません。
たしかに医療の実際に現場にいって実習を行うわけですから緊張はします。
しかし、こんなにも患者さんと触れ合って病気について深く学べるのは本当に貴重な体験なんです
絶対に将来の財産になります。
僕はいまでも実習中にあった出来事などは覚えています。
探究心を持って1つ1つ確実に乗り切ってください!
何か困ったことあったりしたら気軽にご相談ください!