看護師をやっていると、辞めたいのに全然辞めさせてもらえない…。
こんな経験ありませんか??
実は僕もなんどか転職を経験していますが、この退職をするタイミングというのが中々難しい。
基本的に、看護師はどこの病院でも人手不足なので退職の話をすると引き止められます。
「今はちょっと忙しい時期だから…」、「新人が一人立ちするまでは…」と様々な理由をつけて先延ばしにされ、ズルズルと辞められないことに。
まぁ、法的に雇い主に退職を止める権利はないので地元に帰るからとか、次の就職先が既に決まったのでって理由で辞めてしまえばいいんですけどね。
中には「辞めたいのに辞めさせてくれない」と悩んでいる看護師さん、結構多いですよね。
実際、僕が以前が働いていた病院は、辞めたいと伝えてから2年くらいは辞めさせてもらえないブラック病院もありました。
そのような「辞めたいのに辞めさせてくれないブラック病院」に悩まされている看護師さんに向けてこの記事を書いていきます。
辞めるといっても、それまではお世話になった勤務先に後腐れなく辞めたいと思います。
なので、記事内で円満に退職ができる方法を紹介していきます。
もくじ
「即退職」を可能にする方法

「辞めたいのに辞めさせてくれない病院」をできるだけスムーズに辞める方法を、つぎの2パターンにわけて説明していきます。
✓すでに退職希望を伝えている場合
✓これから退職希望を伝える場合
すでに退職希望を伝えている場合
すでに退職希望を伝えているのに辞めさせてもらえない場合、辞める方法はつぎの2つしかありません。
- 「労働基準監督署に相談に行く」と伝える
- 退職代行サービスを利用する
労働基準監督署に相談に行くと伝える
先ほども書きましたが「退職希望を伝えても、辞めさせてくれない」という状況は、法律に反したことをしています。
病院側に引き止める権利はありません。
それは病院側も、そのことをちゃんとわかってるはずです。
なので、「労働基準監督署に相談しに行きます」と言えば、病院側も納得せざるを得ないでしょう。
「労働基準監督署」とは、労働基準法や労働契約法などの労働関係に関する法令を守らない企業を取り締まるための機関のこと。労働者が「この企業、法律に違反しています」と告発できる場所。
ずっと退職を引き止められていたのに、「労働基準監督署」という言葉を出したとたん急に「辞めてもいいよ」となることがめちゃくちゃ多いです。
ちなみに、残業代がちゃんと支払われないとかいう不満がある場合も「労働基準監督署」へ相談すると処遇が改善される場合があります。
「労働基準監督署に相談しに行きます」というのは、雇用者の最後の砦みたいなものです。
退職するのにとても効果的なので、使ってみるといいでしょう。
ただ、脅しのような感覚になってしまい、ケンカ別れという形になってしまいますので円満解決は難しいですね。
退職代行サービスを利用してみる
どうしても円満に辞めたいというのであれば、退職代行サービスを使うのが最も効果的です。
退職代行サービスって何??っていう方もいらっしゃると思いますので、退職代行サービスについては、記事の後半で詳しく説明していきます!
これから退職希望を伝える場合
これから退職希望を伝える場合は、つぎ4つのことに注意して退職希望を伝えましょう。
- 理想は円満退職
- ネガティブな理由は避ける
- 正直な理由を伝えない
- 退職希望を出した証拠を残しておく
理想は円満退職
先ほどから何度も書いていますが日本の法律では「退職希望を提出した2週間後にやめてOK!それを病院側が拒否する権限はなし」と決まっています。
ですが、看護師の仕事は夜勤などもありシフトで動いているところが多いので、2週間前にいきなり退職を希望されても、病院側はめっちゃ困ります。
各職場ごとに「就業規則」があるので、基本的にはそれに従って退職希望を伝えましょう。
おそらく、ほとんどの企業や病院は、「3ヶ月以上前に退職希望を提出」と就業規則に書いてあると思います。「辞める時は3か月前」はどこの企業でも暗黙の了解のようになっています。
もし、辞める時期が決まってないけど、辞めるつもりでいる場合は早めに上司を面談し、退職しようとしている旨は伝えておくといいと思います。
委員会やら教育係などの仕事を振ってこられて、辞めづらくなるといったこともありますので、そういうのを断る理由にも使えます。
もし、なかなか辞めさせてもらえない病院だと事前にわかっている場合は、前もって早めに退職希望を伝えておくことをオススメします。
ネガティブな理由は避ける
やめたい理由がネガティブな場合、なかなか辞めさせてもらえなくなる可能性が高くなってしまいます。
- 人間関係がしんどいので辞めます
→違う部署に異動してみたら? - 夜勤は自分に向いてないので辞めます
→夜勤を減らしてあげる、日勤専属でもいいよ - 知識もスキルも不十分で向いてないと思うので辞めます
→これから経験をつんで成長していこう - 子育てとの両立がしんどいので辞めます
→時短とっていいし残業もしなくていいよ。もっと楽な部署に異動する?
こんな感じで、ネガティブな理由で退職希望を伝えてしまうと、ほぼ確実に引き止められます。
退職希望を伝える際は、ネガティブな理由を伝えないよう注意しましょう!
正直な理由を伝えない
確実にやめれる理由を伝えましょう。
- 結婚することになりました。
結婚と同時に通勤ができない場所へと引っ越すことになったので、退職を希望します。 - 親の介護が必要になりました。
実家に戻るので通勤が難しく、退職を希望します。
これは一例ですが、1年も2年も辞めさせてくれないブラック病院をやめるためには、上手なウソをつくことも必要です。
ただ、のちのち嘘だったとバレる可能性もおおいにあります。
それがイヤなら、実際にすこし病院からはなれた場所に引っ越すなど何かしら行動したほうがイイかもしれません。
まぁ、辞めたあとからバレたところでどうってことないですけどね(笑)
退職希望を出した証拠を残しておく
退職希望を提出するときは、ちゃんと退職希望を提出したということがわかる証拠を残しておくことがとても重要になります
証拠を残しておくと、労働基準監督署へ相談するときに役立ちます。
退職希望の証拠を残す方法としては、退職届を「配達証明付き内容証明郵便」で病院に送ったり、電子メールで送るなどの方法があります。
退職代行サービスの利用もアリ
前述しました退職代行サービスについて説明していきます。
病院がなかなか辞めさせてくれない場合、退職代行サービスを利用する方法をおすすめします。
退職代行サービスとは
退職代行サービスってなに??
3~5万円ほどの金額を支払って、退職の手続きをすべて代行してくれるサービス。
退職時に必要な書類のやり取りなどはすべて郵送で行なうので、職場の人と顔をあわせずにスッと即日退職することが可能。
病院側に退職を引き止める権利はなく、労働者はだれでも退職する権利があるので、退職代行サービスを利用すれば100%退職することができます。
どんなひとにオススメ?
退職代行サービスは以下のようなひとにおすすめのサービスです。
- 辞めたいと言い出す勇気がない
- 現場が人手不足で辞めるなんて言いにくい
- 精神的に疲れ切っていて今すぐにでも辞めたい
- 辞めたいとすでに伝え済みなのに、一向にやめれる気配がない
このような人たちは、退職代行サービスの利用を考えてみてもイイかも。
退職代行にかかる費用
退職代行サービスの利用にかかる費用は以下のとおり↓↓
けっして安い金額ではないですが、辞めれないことが精神的に苦痛でしんどいのなら、利用する価値はあります。
看護師の退職代行利用率が高い
退職代行サービスの利用者は、看護師・介護士・会社の営業といった職業のひとが多いみたいです。
看護師や介護士はどこも「人手不足」が深刻化しているので、辞めたいのに辞めさせてもらえなくて悩んでいるひとが多いようですね…。
退職代行サービスは、LINE・メール・電話で気軽に無料相談することができます。
おすすめの退職代行サービス



まとめ
「辞めさせてくれないしなぁ…」といつまでも悩んでいても状況は変わりません。
「いつまでに絶対やめる」という期限を設定して、行動を始めてしまいましょう。
なかなか辞められない人は、無理やり辞めざるを得ない状況を作ってしまうのがオススメです。
例えば、転職サイトに登録して転職先を探し始めてみる。
次の就職先が決まってしまえば、嫌でも辞めないといけなくなります。どれだけ病院側が引き留めてもどうしようもありません。
転職サイトの選び方やオススメのサイトの記事を参考にしてみてください。
参考記事:【経験者が教える】年収をアップさせる看護師転職サイトの使い方
参考記事:【結論】看護師転職サイトの評判・口コミは読むだけ無意味